本ページでは、売上領収証に記載された消費税の金額が印紙の金額にどのように影響するのかについて、その要点をまとめています。
金額 1,092,000円
内訳
税抜金額 1,000,000円
消費税等 (10%) 60,000円
消費税等 (8%) 32,000円
⇒ 消費税と地方消費税が明確に区分されているため税抜金額で判定し、印紙は200円を張り付けます。
金額 1,100,000円
内訳
税抜金額 1,000,000円
消費税等 100,000円
⇒ 税率毎に区分されていなくても問題はなく、税抜金額で判定し、印紙は200円を張り付けます。
金額 1,100,000円
うち消費税等 100,000円
⇒ 消費税と地方消費税の金額を明確に確認できるため、税抜金額で判定し、印紙は200円を張り付けます。
金額 1,100,000円
税抜金額 1,000,000円
⇒ 消費税と地方消費税の金額を簡単に計算できるため、税抜金額で判定し、印紙は200円を張り付けます。
金額 1,100,000円
消費税等10%を含む
⇒ 次のタックスアンサーによると、消費税と地方消費税が必ずしも明らかではないため税込金額で判定し、印紙は400円になります。
「No.7124 消費税等の額が区分記載された契約書等の記載金額」
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/inshi/7124.htm
金額 1,100,000円 のみ
⇒ 税込金額で判定し、印紙は400円になります。
ちょっとした書き方の違いで印紙の金額が 変わることがあります。気を付けましょう。
根拠法令
「消費税法の改正等に伴う印紙税の取扱いについて」
https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kobetsu/kansetsu/890310/01.htm
印紙税額表 | |
記載された受取金額 | 印紙税の金額 |
~49,999円 | 0円(非課税) |
50,000円~1,000,000円 | 200円 |
1,000,001円~2,000,000円 | 400円 |
2,000,001円~3,000,000円 | 600円 |
3,000,001円~5,000,000円 | 1,000円 |
5,000,001円~10,000,000円 | 2,000円 |
10,000,001円~20,000,000円 | 4,000円 |
20,000,001円~30,000,000円 | 6,000円 |
30,000,001円~50,000,000円 | 10,000円 |
50,000,001円~100,000,000円 | 20,000円 |
100,000,001円~200,000,000円 | 40,000円 |
200,000,001円~300,000,000円 | 60,000円 |
300,000,001円~500,000,000円 | 100,000円 |
500,000,001円~1,000,000,000円 | 150,000円 |
1,000,000,001円~ | 200,000円 |
受取金額の記載なし | 200円 |