個人向け国債の評価


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本ページでは、個人向け国債の評価方法について、その要点をまとめています(2022年11月更新)。


評価方法

 

個人向け国債は、亡くなった日に中途換金した場合に受け取ることのできる金額で評価することになります(国税庁の質疑応答事例(個人向け国債の評価)より)。

 

具体的には、国債が発行されてからの経過年数に応じて、次の計算式で評価をします。

 

国債発行後1年以上経ってから亡くなったケース

 

評価額=額面金額+経過利子相当額-直前2期の利子相当額×0.79685

  • 経過利子相当額:直前の支払期から相続開始日までの利子相当額。源泉徴収税は考慮しないことになっています。
  • 直前2期の利子相当額:直前期に受け取った利子と直前々期に受け取った利子の合計額。
  • 0.79685:直前2期の利子相当額を源泉徴収後の金額にするために乗じます。

※個人向け国債の利子は、発行後半年毎に支払われます。そのため、"国債発行後1年以上経ってから"は、"2回目の利子が支払われた日以降に"と言い換えることができます。

 

国債の発行後、半年以上1年未満の間に亡くなったケース

 

評価額=額面金額-初回の利子相当額×0.79685

  • 初回の利子相当額:1回目に受け取った利子の金額。
  • 0.79685:初回の利子相当額を源泉徴収後の金額にするために乗じます。

※"国債の発行後、半年以上1年未満の間に"は、"1回目の利子が支払われた日から2回目の利子が支払われる前に"と言い換えることができます。

 

国債の発行後、半年未満の間に亡くなったケース

 

評価額=額面金額

 

※"国債の発行後、半年未満の間に"は、"1回目の利子が支払われる前に"と言い換えることができます。 

中途換金シミュレーション

 

上述のとおり、個人向け国債の計算式は複雑になっています。

 

実は、財務省のサイトに、個人向け国債を中途換金した場合の受取金額をシミュレーションできるページが用意されており、評価額を簡単に調べることができます。

 

中途換金シミュレーション

https://www.mof.go.jp/jgbs/individual/kojinmuke/simu/realization/

 

発行後1年未満で中途換金するケースにも対応しており、非常に便利です。

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