事例紹介③


-市街化調整区域にある駐車場-

市街化調整区域にあり、道路面より低い駐車場のイラスト

道路内の一地点を原点(高さ0m)とし、評価対象地内の三地点と道路内の他の二地点との高低差を、トータルステーションを使って計測した結果、対象地は道路面の高さより平均して3.72m低いことが分かりました。

  1. 道路内三地点の平均的な高さ △0.06m
  2. 対象地内三地点の平均的な高さ △3.78m
  3. 平均的な高さの差 1 - 2 = 3.72m

宅地造成費の金額が、宅地造成費控除を加味しない評価額を大きく上回ったため、純農地として評価をしました。

 

平坦地の宅地造成費については、対象地の三次元点群モデルを作り、土盛りの必要な面積等を正確に計測することが多いですが、今回のケースでは、宅地造成費を加味してこの土地を評価すれば遺産総額が基礎控除を下回ることが事前に予想され、宅地造成費を高精度に計測するメリットが無かったことから、現地で道路面との高低差だけを計測する、簡易的な方法を採用しました。

宅地造成費の金額

整地費

800円×約2,000㎡≒160万円

 

土盛費

7,700円×約2,000㎡×3.72m≒5700万円

 

土止費

81,500円×211m×3.72m≒6400万円

 

計 約 1億2260万円


弊所サービスのご案内

 

相続税申告について『フルサポートタイプのサービス』とオンラインに特化した『eサービス』の二種類のサービスをご提供しております!

 

詳しくは、相続税申告のページをご覧ください。